2025/02/26
自然言語処理AI技術・生成AI技術を使ったAIメール解析システム Mail Beacon-1を開発
一般社団法人 社会整備サポート協会と、株式会社第一情報システムズは共同で、企業向けにAIを活用したメールチェックシステム「Mail Beacon-1(メール・ビーコン・ワン)」を開発しました。
Mail Beacon-1は、自然言語処理技術や生成AI技術を使って、トピック分類や単語の頻度分析、感情分析を実施、メールの中身を自動的に分析することができます。これにより、経営幹部の方々は、社内の重要な動きを適切に把握し、迅速な意思決定を行うことが可能になります。
また、合わせてAzure OpenAI構築サービスもご提供します。Azure OpenAIは構築が複雑な場合がありますが、本システムをご利用いただくことで専門知識がなくても迅速に活用することができます。API管理、パフォーマンスチューニング、セキュリティ対策などの運用負荷も軽減でき、さらにお客様のご利用規模に合わせたコスト最適化のアドバイスもご提供します。
●よくある課題
会社では日々膨大なメールが交わされますが、経営幹部はその内容を直接把握することができません。そのため、以下のような課題が生じています。
・コンプライアンス違反のリスク:社内外のやり取りで、意図せずガバナンス違反となる内容が含まれてしまうことがある。
・重要な経営情報の見落とし:顧客や取引先からの重要な情報が埋もれ、適切な対応が遅れる可能性がある。
・社内の動向を把握しにくい:部門ごとにバラバラにやり取りされる情報を統合し、経営視点で分析する手法が確立されていない。
・機会損失:取引拡大や改善につながる提案が見過ごされ、競争優位性を失うリスクがある。
●解決策
当社のMail Beacon-1は、自然言語処理技術、及び生成AIを活用し、システム面では安全に配慮した環境で企業のメールを定期的に分析します。Mail Beacon-1には以下の機能が搭載されています。
・頻度分析 :重要ワードの出現頻度を分析し、異常な傾向や新たな課題の兆候を検出。
・トピック分類:メール内容を自動分類し、業務の傾向や経営リスクを可視化。
・感情分析 :取引先や従業員の感情の変化を把握し、早期に対応策を検討。
・観点分析 :ビジネスチャンスとなる文言や、コンプライアンスやガバナンス上のリスクを含む文言を抽出し、リスク文言を可視化、未然に危険な兆候を予知。
・ダッシュボードによる可視化:分析結果を直感的に理解できるレポート形式で提供し、経営層が迅速に意思決定できる。
これにより、企業はリスクを未然に防ぎながら、未発掘のビジネス機会を逃さず活用できるようになります。自然言語処理AI技術により、メールデータから社員が考えている会社のリスクを自動的に分析することが可能です。メールの内容からトピック分析や感情を分析することで、会社のリスク・打ち手が特定でき、効率的に人的資本経営の可視化や戦略立案に向けた資料を作成することができます。
これらの成果物を活用することで、人的資本経営を戦略的に進め、組織全体のパフォーマンスを向上させることが期待されます。
詳細はプレスリリースをご参照下さい。
●ご活用いただける部署
・営業部
・経営企画部
・総務部・人事部
・コンプライアンス部・監査部・内部監査室
また、有価証券報告書の情報開示義務化において、人的資本経営の可視化が求められています。
自然言語処理AI技術を使用することで、社内メールから社員が考えている会社のリスクを自動的に分析することが可能です。
社員の意見からトピックや感情を分析することで、会社のリスク・打ち手が特定でき、効率的に人的資本経営の可視化や戦略立案に向けた資料も作成することができます。